Rememberの取り組みについて

株式会社Remember代表・前川航太朗のブログ。情報発信、学びや気付きのシェアなど。

「過不足のない関わり」と「安心感」

他人と関わる上で

一番むずかしいと感じているのは、

相手への介入(関わり)の度合いだと思っています。

 

以前、徳島県にある「NPO法人自然スクールトエック」さんの

あるワークショップに参加した際に、

「過不足のない」関わりをしている様子を見てきました。

 

日々、訓練して自己研鑽しているトエックのスタッフさん達の

介入は絶妙妙技であり、素晴らしいと感心するものでした。

 

しかし、自分で実際にやってみるとなると、

この「過不足のない」関わり、介入というのが

本当に難しい。

 

ほったらかしはダメ。

かといって、過干渉もダメ。

 

やりたいことだけをやらせたら、

我欲の餌食になって、傲慢な人間になります。

 

かと言って、

本人の意欲を抑圧し続けていると、

ストレスが溜まって、いつか爆発します。

 

本当に「過不足のない」関わりは難しいのです。

 

人の教育で重要なことは、

「教えない、育てない」

ことだと感じています。

 

育てないということは、

こちらの思い通りに育てようとしない、

ということです。

 

私は1歳半の長男がいますが、

彼は誰からも教わることなく

言葉を覚え、

食べ方を覚え、

自然に、自由に育っていきます。

 

長男に対しては、

求められた時にだけ

応えるようにしています。

 

それで、健やかに育っていくのです。

 

そうか!

人は自然に自由に育っていくものなのだ!

と長男のおかげで気づかせてもらいました。

 

子育ても、スタッフ教育も同じだと思います。

自然に、自由に成長できる環境づくりが大事なのだと。

 

その環境づくりで重要なことは、

「過不足のない関わり」と「安心感」

なのだと、最近は感じているのです。

 

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